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福島大学を訪問しました
福島大学 金谷川キャンパス
みなさんこんにちは!
青森圏域Uターン就活サポートデスク就職相談員の神(じん)です。
今回は、福島県福島市に所在する福島大学を訪問しました。
福島大学HP:https://www.fukushima-u.ac.jp/

福島県の魅力
福島県は、四季折々の風景が美しく、海と山が近接する自然の宝庫です。
会津地方に息づく歴史と文化、磐梯山や猪苗代湖をはじめとする雄大な自然景観、そして地酒や海の幸を含む食文化など、多彩な魅力を有し、全国の観光客に人気の地域です。
福島大学の特徴
福島大学うつくしま福島未来支援センター
福島県の県庁所在地にある福島大学は、2011年3月の東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故によって、大地震・巨大津波・未曽有の放射能汚染により福島の被災者・被災地域が多面的かつ複合的な被害を受ける中、震災直後の同年4月に迅速に「福島大学うつくしま福島未来支援センター」を設置し、被災者・被災地域に寄り添った支援活動を展開しました。
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復興と再生
2019年4月には、県内各地域からの要望を受け、福島の農業復興・再生に貢献する人材を育成するために「農学群食農学類」を新設するとともに、大学院に「共生システム理工学研究科環境放射能学専攻」を増設するなどの取組を通じて、被災地域の復興と再生に大学として継続的に向き合ってきた姿勢が象徴されています。
「解のない問いにチャレンジできる人材」の育成
本学の将来の方向性を示す「福島大学ミッション2030」において、「地域とともに21世紀的課題に立ち向かう大学」を掲げ、地域課題の解決や復興支援に取り組むとともに、学生に「解のない問いにチャレンジできる人材」を育成する実践的な学びや産学官連携プロジェクトを通じて、理論と実践の両面から問題解決力を養い、震災後の福島における大学の役割を再定義し、地域社会と学生双方にとって価値ある学びの場を提供しています。

キャリアセンターの取組
このような魅力が満載の本学への訪問は、本格的な冬の到来前にと思い立ったものでしたが、何か悪いことでもしたのだろうかと、つい自分の行いを振り返ってしまうほど、まさに「立冬」を肌で感じる冷たい雨の中での訪問となりました。
天候こそ厳しかったものの、JR駅に近く通学に恵まれた立地と、広大で自然豊かなキャンパスが学生の自律的な学びを支える環境であることを実感し、キャンパス内の美しい紅葉に感動しながら、「S講義棟」3階にあるキャリアセンターを訪問しました。
担当者様とご挨拶を交わした後、持参したパンフレットを用いて当サポートデスクの概要をご説明し、続いて学生への就職支援等において日頃から心がけている点についてお話を伺いました。
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一貫したキャリア教育・支援
本学のキャリアセンターは「夢を叶える学類4年間+大学院の一貫したキャリア教育・支援」をスローガンに、1年次からのキャリア教育を通じて、大学生活や将来の夢・職業について考える意識を養うとともに、「学生が自分のライフキャリアを考え、納得して進路を決定するためのキャリア支援・就職支援」を行っています。
共通目標
具体的な「キャリア教育」と「キャリア支援」は学年ごとに定められていますが、今回は特に学年別の「共通目標」をご紹介します。
- 1年生:自己を見つめ直し、固定概念にとらわれず、大学4年間と卒業後のキャリアを考えること。
- 2年生:大学内外の様々な学びや経験を通じて、キャリアの可能性を広げること。
- 3年生:専門的問題解決能力を養い、卒業後はもちろん、生涯にわたるキャリアを具体的にイメージすること。
- 4年生:専門的問題解決能力を身に付け、卒業後のキャリアを確定させること。
- 大学院及び社会人:より高度な専門的問題解決能力を養い、地域や世界が直面する課題解決に貢献する豊かなキャリアを築くこと。
《ハブ》となって地域をつなぐ
この共通目標に加え、「福島大学キャリアセンターの未来マップ」についてもご説明いただき、コンセプトは「地域みんなで福島大学の学生を育てること」と「地域の繋がりを深め、福島大学の応援団をつくること」に置き、理念として「学生が自ら納得して進路を決定するためのキャリア教育・支援」を掲げ、最終的にはキャリアセンターが《ハブ》となって地域をつなぐ機能を備えた大学を目指しているとのことです。

福島大学グランドデザイン2040
キャリア教育・支援の充実や将来の学びの方向性を踏まえた取組として、「福島大学グランドデザイン2040」の一環に位置づけられる、正解のない問いに挑むこれからの学びについてもご説明いただき、2027年度には学士課程を現行の3学群5学類から4学部へ再編する検討が進められているとのことでした。

おわりに
今回の訪問に際し、お忙しい中ご丁寧に対応いただいたキャリアセンターの皆様には、心から感謝いたします。
また、訪問を通じて、正解のない問いに果敢に挑みたい、自分のやりたいことを全力で見つけたい、地域の人々とともに社会を変えてみたい、そして世界を舞台に思いきり活躍したいと願う学生にとって、福島大学はまさに理想の環境であると強く確信しました。
訪問時の冷たい雨も、帰る頃には澄み渡る青空に変わり、柔らかな陽光に照らされた陸上競技場は、静かに、しかし確かに未来へと向かう学生たちの歩みを映し出すかのようで、心が温かく満たされる思いとともに、キャンパスを後にしました。

